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ニュース&最新情報

フィルター:

「日本語だから大丈夫?」ベストケンコーの新たな罠

私たちは、日本最大の不正医薬品販売組織である「ベストケンコー」について、以前何度かブログ記事を書いてきました。ベストケンコーは日本の法律に反し、安全性が保障されていない未承認医薬品を広告・販売しています。日本の薬局免許も持っていません。ベストケンコーは度重なる警告やドメイン名の停止措置にも関わらず、ウェブサイトが閉鎖される度に新たなページを立ち上げ、不正販売を続けています。

最近、ベストケンコーは日本語パッケージの未承認処方箋医薬品の販売をはじめました。

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ベストケンコー 第五章 — 見慣れた道

このブログシリーズでは、ベストケンコーが日本を狙った最大規模の違法オンライン薬局である、ということについて語ってきました。ベストケンコーは、未承認医薬品の広告・販売を行っており、処方箋を求めず処方医薬品を販売しています。そして、不透明な供給先から提供された医薬品を配送しています。さらに、日本での処方箋薬の個人輸入について誤った説明をすることで、日本の消費者にウェブサイトは「合法」であるという認識を植え付けています。 ベストケンコーのネットワークが日本の消費者の健康を犯していることは疑いようがありません。しかし、ベストケンコーの運営は、決して単独で行われているのではありません。ベストケンコーの直接の運営者だけで運営することは不可能なのです。不正ビジネスが成り立つのは、いくつもの企業からの協力を得ているからです。これらの企業とは、未承認医薬品の供給元、決済を提供する決済代行会社や、銀行、そして、法的責任を取ろうとしないドメイン名レジストラなどです。 ベストケンコーは、アメリカ市場を狙った「偽カナダ薬局」の組織に類似しています。Solaris/Candrugなどの組織は「カナダの薬局」と称し、実際はインドなどから薬を仕入れているのにも関わらず、販売する医薬品はカナダの安全基準を満たしているものとして、アメリカの消費者を欺いています。同じように、ベストケンコーは販売している薬がアメリカや日本で未承認なのにも関わらず、アメリカや日本の安全基準を満たしているとしています。更に、ベストケンコーと深く関わっているSAVA GlobalとAlps Pharmacy は、Solaris/Candrugをはじめとする「カナダ薬局」と自称するオンライン薬局の薬の供給元であることが判明しています。

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ベストケンコー 第四章 — 痛いところをつけ!

これまでのブログで、ベストケンコーが誤解を招く宣伝を行い、日本の消費者に「安全」な薬であると思わせていながら、実際は規制されていない安全性が不明な供給元から薬を発送している、という点をお話ししました

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ベストケンコー 第三章 — 共犯者

このブログでは、日本の消費者がベストケンコーのウェブサイトから医薬品を購入するというのはどういう事なのか、ということについてお話ししていきます。医薬品はどこから来るのでしょうか。実際にどのような商品が届くのでしょうか。本当に販売している薬はアメリカの食品医薬品局(FDA)によって承認されたものなのでしょうか。ドメイン名登録、ビジネスの記録、そしてパナマ文書を見ていきましょう。 ベストケンコーのウェブサイトで販売されている医薬品は、SAVA GlobalとVaijanti Pharmacyというインドにある2つの企業によって配給されています。SAVA Global は、医薬品製造業者と名乗っていますが、私たちの調べでは、実際は、他の低価格医薬品製造業者と契約を結んでおり、SAVA Global 自体が医薬品を製造している訳ではないことがわかっています。 ということは、ベストケンコーのウェブサイトで販売されている医薬品は、SAVA Globalが外注する製造業者、つまり、正体不明のインドの製造元によって製造されたものである、ということになります。医薬品はそこから、SAVA Global が国際医薬品部門の拠点を置く、アラブ首長国連邦のシャールジャ国際空港フリーゾーン (SAIF Zone) に運ばれます。その後、ベストケンコーの注文分として振り分けられた薬は、シンガポールにある倉庫(前回のブログで述べた Rajahblue ホールディングス 傘下 の Scanpro Pacific Pte. Ltd)へ送られ、そこから日本の消費者へと配送されるのです。 ベストケンコーは、 「ご利用ガイド」のページ で、シンガポール配送センター(Scanpro)は、シンガポール政府より認定を受けており、2000種以上の医薬品を扱い、12名の薬剤師が常駐し商品の確認、検品、配送準備をしている、と記載しています。しかし、ベストケンコーのウェブサイトで売っている、 カマグラ や ジェビトラ のような商品は、日本及びシンガポール(そして、世界中ほとんどの地域で)承認されていないので、それは、見え透いた嘘だとわかります。(もし、ベストケンコーの言い分を裏書きするような証拠があれば、私たちは喜んで調査します。) レジットスクリプトは以前から、SAVA Global はベストケンコーに医薬品を単に卸している関係ではなく、それ以上のつながりがあると考えていました。 以下が、その理由です。

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ベストケンコー 第二章  – 組織を操る男たち – Boys & Their Toys

シンガポールのThe Cufflink Clubというバーは、外国人に人気のスポットです。有名な口コミサイトの「Yelp」には、28シンガポールドル(日本円で2,000円程)の凍った氷の中におもちゃの兵隊が入った「Boys & Their Toys」というカクテルの写真が載っています。The Cufflink Club はシンガポールの投資グループ、Rajahblue ホールディングスの投資先の一つです。そして、Rajahblue のウェブサイトには、British Association of Mixed Martial Arts(BAMMA)や Scanpro Pacific Pte. Ltd. という企業などを含む、様々のビジネス分野への投資を行っているとあります。 Scanpro Pacific Pte. Ltd はベストケンコーのウェブサイトに、配送センターとして記載されています。しかし、Scanpro Pacific Pte. Ltd と Rajahblue ホールディングスは、単なるベストケンコーの配送センターや供給元だけではありません。これまでの会社登記記録、そしてドメイン名登録情報などについての捜査により、ベストケンコーの主な運営者は、このRajahblueの役員や仲間達であることが判明しています。

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ベストケンコー 第一章 – 日本最大の医薬品販売サイトは違法?

もしあなたが、世界の医薬品市場で第2位の規模である日本で処方箋薬をオンラインで買うとしたら、 bestkenko.com のようなウェブサイトに出会うでしょう。流暢な日本語で書かれたこの「ベストケンコー」のウェブサイトは、「はじめて訪れるお客様」に、このウェブサイトは完全に合法であるとうたい、日本人に馴染み深い薬のパッケージを表示しています。ウェブサイトで販売されている医薬品はアメリカの米国食品医薬品局(Food and Drug Administration)から安全性についての承認を受けたものだと広告され、価格は日本円で表示されています。bestkenko.com で薬を購入したという、日本の顧客の体験談も数多く掲載されています。日本にいるネットユーザーにとって、 bestkenko.com は処方箋薬をオーダーする上で、合法で、安全で、便利なウェブサイトに見えることでしょう。 しかし、問題は、日本では、ごく限られた場合の例外を除き、処方箋医薬品のインターネット販売は違法、ということです。bestkenko.com で販売されている医薬品の大部分は日本、または世界中のほとんどの国で承認を受けているものではありません。ウェブサイトの管理者は日本の法管轄外にいて、薬の供給元も不透明です。ベストケンコーは800以上のウェブサイトを運営する大きな不正組織です。ベストケンコーのウェブサイトは日本のIPアドレスから接続された場合にのみコンテンツが表示されるようにできており、日本の外から接続された場合には「メンテナンス中」のメッセージが表示されます。 レジットスクリプトはこれから5回にわたり、「ベストケンコー」というネットワークの解明にのぞむブログを公開します。今回の記事は、そのシリーズの第1回目となります。この5回のブログシリーズでは、過去数年間の調査によってレジットスクリプトが特定したベストケンコーについての情報を公開します。ドメイン名登録の記録、パナマ文書を含む各国の企業登録のデータなどについて検証し、誰がこのネットワークの裏に存在し、どのように運営され、日本を狙った最大規模のオンライン薬局となったのか、という背景について記します。このベストケンコーの組織は、違法行為に目をつむるドメイン名レジストラによって支えられています。販売されている薬は法規制の枠から離れた供給元から卸されています。アメリカをターゲットにする不正薬局は、実際にはインドや中国から薬を供給しますが、よく「カナダの薬局」と偽り顧客を集めます。そのような「偽のカナダ薬局」に薬を供給していることが確認された同じインドの配給元から、ベストケンコーは医薬品を卸していることが確認されています。

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日本語不正オンライン薬局のセーフヘイヴン、GMOインターネットの対応について

これは「ばいあぐらジェネリック通販.net」という薬機法に違反するウェブサイトのスクリーンショットです。 この「カマグラゴールド」という医薬品はインドで流通しているものですが、日本では承認されていませんので「未承認医薬品」とみなされます。「ご購入はこちら」をクリックすると、販売ウェブサイトの 「kusuriexpress.com」 にリンクします。「ばいあぐらジェネリック通販.net」と「kusuriexpress.com」は、どちらも、未承認医薬品の広告を禁止する日本の薬機法68条に違反しているウェブサイトです。 このドメイン名は日本最大のレジストラである「GMOインターネット」に登録されています。 このドメイン名「ばいあぐらジェネリック通販.net」について、レジットスクリプトは2016年4月14日、4月21日、7月3日、7月14日、7月22日と4ヶ月間に渡って5度「GMOインターネット」に対してドメイン名の停止を要請し、何度も違法性を説明しています。8月11日現在、未だに違法行為は続いています。 この「ばいあぐらジェネリック通販.net」がもし、アメリカやインド、フランスなどの協力的なレジストラに登録されていれば、迅速に(多くの場合、即日で)閉鎖されます。世界中のほとんどのレジストラが、日本語を解さないにも関わらず、このような不正な日本語のウェブサイトについての閉鎖要請を受け、喜んで閉鎖をしてくれます。世界のドメイン名シェアでのトップ15のレジストラの中で、ドメイン名の停止を頑なに拒否しているのは、日本のGMO、ただ一社です。 レジットスクリプトは複数回GMOとやり取りを行い、なぜこの「ばいあぐらジェネリック通販.net」についてドメイン名停止の対応がなされないかをGMOに質問しました。以下がGMOとレジットスクリプトとのやり取りの一部です。 レジットスクリプトからGMOインターネットへの一つ目の質問「GMOインターネット様は、ドメイン名:ばいあぐらジェネリック通販.netに薬事法違反があるとお考えでしょうか。それとも、違反はないとお考えでしょうか。」 という質問については、 「まず初めにお断りさせていただきたいのですが当社は法律の専門家ではございませんので、違法か否かについての回答については、出来うる立場にございません。つきましては、本件についての回答は出来ませんのでご理解賜りたくお願い申し上げます。」 という回答を拒否する返信がきました。 二つ目の質問「GMOインターネット様としては、GMO以外がサーバーの場合には、ドメイン名停止の対応を行わない、という理解で正しいでしょうか。GMOの利用規約(http://www.onamae.com/agreement/a_ag/registration.html)には、「法令に違反しまたは違反するおそれがある場合」、「登録者その他の第三者に対し通知,催告その他手続きを要することなく(中略)登録申請の拒否,登録の取消,登録の移転,使用の一時停止,利用制限その他,当社が必要と考える措置を行うことができるものとします」とあり、「その理由を開示する義務を負わない」と明記されています。しかしながら、GMOインターネット様は、「法令に違反しまたは違反するおそれがある場合」にも、サーバーがGMO以外の場合には「登録申請の拒否,登録の取消」を行わない、という方針である、と理解してよろしいでしょうか。」 という質問については、 「GMOインターネットからの回答」以前お話させていただいた内容と同様、規約通り、また電気通信事業法に則った対応を行っております。お問い合わせいただいた内容については、以上の回答となります。」 という返答でした。 更にGMOは、 「私どもとしても、違法性が明確に指摘されていないこと、またドメイン管理者様に連絡が取れ、改善の意思があることから、当社利用規約および日本の現行法に基づく状況下では、これ以上の対応ができない状態でございます。」 という返答をしてきました。 GMOは「ドメイン名管理者(つまりは犯罪者)に連絡が取れ、改善の意志がある事から、日本の現行法に基づいて違法ドメイン名の停止はできない」と主張しています。 一方で、この「ばいあぐらジェネリック通販.net」の運営者からは、レジットスクリプトに直接連絡があり、「GMOの〇〇様からそちらに連絡して説明してくれとのことでしたのでメールします」と以下のようなメールがありました。 「当サイトはアフリエイトプログラムの運用をしています。海外医薬品の啓蒙活動を行っています。当方では商品を仕入れて販売をしておりません。当然在庫は一切ありません。(中略)最後に海外医薬品の個人輸入は法律で認められていますが、この個人輸入のどこがいけないのでしょうか?あくまでもその医薬品を使うのは自己責任だということです。以前耳にした話では、ある方がガンになり国内の医薬品では治療できないということで、藁にもすがりたい一心で海外で使われている医薬品を個人輸入したという話も聞いたことがあります。以上まとめますと、当方は啓蒙活動をしているだけです。」 と主張してきました。GMOはこのドメイン管理者に「改善の意志がある」と判断したようですが、私たちレジットスクリプトには、そうは見えません。レジットスクリプトからウェブサイト運営者へは「kusuriexpress.com につながるリンクを全て外し、ウェブサイト上から「バイアグラ」などの薬名を全て消されない限り、このウェブサイトに対しての閉鎖要請を取り下げる事は致しません。」と返答しましたが、実際にGMOに通知を行ってから5ヶ月が経っても、ウェブサイトの内容は全く改善されていません。 このウェブサイト運営者は4つの誤解をしています。一つ目は、「アフィリエイトだから違法ではない」という誤解です。アフィリエイトでも、未承認医薬品の広告を行っている限り、薬機法に違反とみなされます。二つ目の誤解は、「在庫がないから、自分は医薬品を販売していない、単に啓蒙活動を行っているだけである」と主張する点です。リンクを辿って医薬品の購入が実際にできるので、「単なる啓蒙活動」ではなく、法律で禁止されている「未承認医薬品の広告」である事は明白であり、厚生労働省も薬機法違反がある事を確認済みです。三つ目の誤解は、「国内の医薬品では治療できない」という点です。このウェブサイトが広告している製品は、インドのバイアグラである「カマグラ」など、「ガンになり国内の医薬品では治療できない」という類の医薬品ではありません。単に、「安価である」という理由から、国内で承認されている医薬品の代わりとして使用されるであろう未承認医薬品です。癌の治療薬の輸入の必要性とは異なる種類の話です。四つ目の誤解は、「医薬品を使うのは自己責任だから自分には責任がない」と考えている事です。当然の事ですが、何を広告・販売して良いかを知るのは広告・販売を行う者の責任であり、購入者の責任ではありません。 GMOの判断である「ドメイン名管理者(つまりは犯罪者)に連絡が取れ、改善の意志がある事から、日本の現行法に基づいて違法ドメイン名の停止はできない」という判断にも問題があります。まず、違法行為があるドメイン名をICANNとの契約、また、自社の利用規約に基づいて停止行う事を禁じるような日本の法は存在しません。また、このウェブサイトは、不正ウェブサイトのほんの一部に違反があり、その部分を是正すれば違反が全くなくなるような種類のウェブサイトではありません。このドメイン名使用の主な目的が「不正に未承認医薬品の広告・販売を行う事」であるのは明らかです。ドメイン名自体も「ばいあぐらジェネリック通販.net」とうたっています。バイアグラは医療用医薬品ですから、通販はできない種類の医薬品です。また「ばいあぐらジェネリック通販.net」のドメイン名自体に商標侵害もあります。「犯罪者は5ヶ月間が経っても違法行為をやめないが、今後違法行為をやめるかもしれないので、違法行為を放置しておく」というGMOの対応は、社会的に問題があるのではないでしょうか。 なぜGMOは違法行為に利用されているドメイン名を停止する必要があるか、という疑問には、明確な回答が存在します。GMOはICANNの認証を受けていますので、ICANNの「違法行為を行う事を目的としてドメインの登録を行ってはならない」という規約を守る必要があります。また、ICANNは「不正行為の報告がなされた場合には、レジストラは24時間以内に報告を確認し、必要かつ適切な措置を講じる」と規定しています。つまり、GMOはレジストラとして、違法行為に使用されているドメイン名の登録を行ってはならない事、また、不正行為の報告がなされた場合には、迅速に必要かつ適切な措置を講じる義務がある事は明らかです。更に、上記の通り、GMOは自らのドメイン名利用規約でも違法行為を禁止しています。しかし、GMOはレジットスクリプトが報告したドメイン名が違法行為を続けているにも関わらず、「規約通り、また電気通信事業法に則った対応を行っております」と主張をし続けています。 また、GMOは弊社レジットスクリプトへのメールで、「御社または御社へ違法サイトの確認を依頼されている日本の厚生労働省様から日本の裁判所へ申立てを行っていただき、「ばいあぐらジェネリック通販.net」のドメイン停止に関する命令が発令されることがあった場合には、私どもとしてもその命令に則った対応が可能でございます」、と特定のドメイン名についての裁判所命令がなければドメイン名の停止を行えないという主張もしています。しかし、この「裁判所命令が必要」というGMOの主張が世界標準で見ても間違っている事は明白です。ICANNははっきりと、ドメイン名停止の停止に対して、裁判所の命令は必要でないと明言しています。ICANNからの手紙(http://www.legitscript.com/download/ICANN_Letter_regarding_domain_name_suspensions.pdf)にも “the registrar does not need a court order(レジストラはドメイン名を停止するにあたり、裁判所命令は必要ではありません)” とあります。世界中の大手レジストラが裁判所命令なしで不正に使用されているドメイン名の停止を行っています。GMOだけがそれができないのはなぜでしょうか。何ヶ月もかけ、一つ一つのドメイン名について裁判所命令を取る事は非現実的であり、日本の司法サービスの無駄遣いではないでしょうか。 GMOは更に、「当社としても違法だと判断されたサイトは1つでも無くしたいという思いは同じですので、ぜひ御社でも日本の法に則ったご対応を検討いただきたく、ご協力を賜れませんでしょうか」とレジットスクリプトが厚労省の委託を受け、厚労省の委託業務の仕様書に則して行っている閉鎖要請が、さも日本の法に則していない間違った要請であるかのように主張しています。 レジットスクリプトは現在、薬機法に違反し、危険な未承認医薬品の広告・販売を行うウェブサイトを約2,300件確認しています。そのうちの約1,600件、実に全体の3分の2がGMOに登録されています。私たちレジットスクリプトは、厚労省の委託を受け、世界中のレジストラやレジストリに日本の薬機法に違反し、危険な未承認医薬品の広告・販売を行うウェブサイトについての閉鎖要請を行っています。レジットスクリプトは、国民の皆様の大切な税金を頂き、日々最大の努力をしています。しかし、「ばいあぐらジェネリック通販.net」を始めとする日本語不正ウェブサイトの全体の3分の2は、「非協力的なGMOインターネットに登録されている」という理由のために、閉鎖ができない状態です。 「ばいあぐらジェネリック通販.net」のたった一つの例についても、4ヶ月以上に渡って5回の通知を行っていますが、未だに閉鎖する事が出来ません。GMOにはまだ同じような不正ウェブサイトが約1,300件残っており、その数は日々増えています。不正医薬品販売業者もGMOが「セーフヘイヴン」である事を認識しており、私たちが海外レジストラ経由で千単位で閉鎖を進めても、GMOに逃げ込み、GMO上で増殖する、という現象が起きています。 レジットスクリプトは、GMOは同社に登録されている不正ウェブサイト「ばいあぐらジェネリック通販.net」を始めとする約1,300件の不正医薬品販売ウェブサイトについて、ICANNのレジストラ認定規約、またGMO自らのドメイン名利用規約に従い、ドメイン名の停止を行うべきだと考えます。 追記: GMOは以前から、「レジストラではなく、サーバーに通達しなければならない」と主張していますが、GMOは「レジストラもサーバーもGMOのもの」についても、対応していません。以下はレジットスクリプトが2015年5月に通知済みであり、現在もレジストラもサーバーもGMOにあるにもかかわらず、未だに対応されていないウェブサイトの一部です。これ以外にも多数存在します。 バイアグラ通販偽物.net (GMOに通知済み。レジストラもサーバーもGMO) lamaypermanentmakeup.com (GMOに通知済み。レジストラもサーバーもGMO) ドメイン名を停止し、登録期限が切れるまでロックをかける事ができるのはレジストラだけです。サーバーにその権限はありません。サーバーレベルで違法コンテンツを消しても、同じドメイン名を使ったまま、簡単に他のサーバーに移転を繰り返す事ができるので、サーバーレベルでの停止は違法行為を止める根本的な解決法にはなりません。なぜ「サーバー」ではなく「レジストラ」がドメイン名の停止をする必要があるか、という点についての詳しい説明は、弊社が以前発表しましたこちらのブログ(https://www-staging.legitscript.com/blog/2016/01/違法医薬品販売ウェブサイトとgmoインターネット/)をご参照下さい。 引き続き、レジットスクリプトはGMOインターネットに対し、ICANNのレジストラ認定契約、また、GMO自らのドメイン名利用規約に基づき、薬機法に違反して未承認医薬品の広告に利用されているドメイン名の停止を行うよう要請を続けます。

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レジットスクリプトの調査書:違法医薬品販売ウェブサイトとGMOインターネットの関係について

Download the English report. 日本語のレポートはこちらからダウンロードできます。 弊社レジットスクリプトは公共の安全を守る世界規模の活動として、ドメイン名レジストラに無規制で危険な医薬品を販売するサイバー犯罪を行うウェブサイトを閉鎖するように要請を行っています。ウェブサイトにドメイン名を提供する「ドメイン名レジストラ会社」は世界に約千社ほど存在します。その大多数は弊社が通知する不正インターネット薬局ウェブサイトを積極的に閉鎖し、インターネットの安全性を高める事に貢献しています。 しかしながら、少数のレジストラは、危険な医薬品を販売するウェブサイトを閉鎖しません。日本最大のレジストラである「GMOインターネット」は、そのような非協力的な会社の一つです。レジットスクリプトはGMOインターネットについてのレポートを発表しました。日本に向けて不正に医薬品を販売するウェブサイトの約66%がGMOインターネットに登録されているとレジットスクリプトは推定しています。 GMOインターネットが掲げるスローガン「日本を代表する総合インターネットグループへ」 レポートでも述べたように、不正医薬品販売ウェブサイトがGMOのサービスを悪用し、日本国民の健康と安全が脅かしているという通知、またウェブサイトの閉鎖要請を、GMOインターネットは何度も受け取っています。弊社レジットスクリプトはGMOインターネットに対し、世界中の大多数のレジストラはサイバー犯罪者にサービスを提供するのをやめている、と説明するため、あらゆる方法を試みました。メールで幾度となく違法薬局ウェブサイトについての通知を行いました。書留で手紙も送りました。何度も問題について説明しました。面会しようと日本にも行きました。 しかし、私たちの全ての試みに対し、GMOインターネットは「これはGMOインターネットの問題ではない。私たちではなく、他の所に言いなさい。」という返答を毎回繰り返しています。その間にも、静かにGMOインターネットは不正インターネット薬局とビジネス関係を持ち続けています。このGMOインターネットの対応は、世界中のほとんどのドメイン名レジストラが取る姿勢から大きく外れたものです。 これは次に挙げるいくつかの理由から、重大な問題であり、また、これは非常に残念な事実です。 第一に、無規制の医薬品を売るサイバー犯罪者にとって、日本はアメリカに続き、世界で第2位の標的となっています。世界の約10%の不正インターネット薬局ウェブサイトは日本語であり、その他75%は日本語ではありませんが、他の国と共に日本に向けても配送を行っています。日本をはじめ、世界中で違法に販売された未承認医薬品によって、死亡した例や重体になった例が報告されています。これは深刻な問題です。 第二に、GMOの対応は適切でない、という事です。これは、ネットオウルのような日本のレジストラ、また、GoDaddy(アメリカ)、ENom(アメリカ)、Directi(インド)、Blacknight(アイルランド)、Realtime Registrar(オランダ)、その他、世界中のほとんどのドメイン名レジストラは、日本の司法管轄に位置していなくても、日本語の違法インターネット薬局に対してサービスの停止を行っている、という事実によって証明されます。言い換えれば、日本を代表する日本のインターネット会社より、外国の会社の方が、日本国民の健康を守る取り組みを実施しているという事です。これは皮肉な事です。 第三に、GMOインターネットは自らが「日本を代表する総合インターネットグループへ」というスローガンを掲げています。GMOは紛れもなく、日本最大規模のドメイン名レジストラです。日本国外からも日本のインターネット界を代表する会社として認識されています。この「日本を代表する」GMOインターネットが、違法に未承認医薬品を広告、販売するウェブサイトを停止するのを拒絶する世界規模で見ても非常に稀なドメイン名レジストラである事は、残念な事です。 GMOインターネットに登録されている不正インターネット薬局の一例 このレジットスクリプトのレポートでは、弊社レジットスクリプトがGMOインターネットに対して行った数々の働きかけについて記述すると共に、GMOインターネットを利用して違法行為を続けているオンライン薬局ウェブサイトの例を挙げています。また、GMOインターネットからの返答と、GMOインターネットが違法オンライン薬局を登録し続けている事実についても述べています。レジットスクリプトは、このレポートが、なぜ日本を含む世界中で違法インターネット薬局の問題が現在も続いているのか、という点に光を当てる事を期待しています。 GMOインターネットから弊社への返答、また、違法インターネット薬局に対してサービスの提供を続けるというGMOインターネットの強い姿勢は、世界中のドメイン名レジストラの取り組みからかけ離れたものである、という事をGMOインターネットと日本国民は知るべきでしょう。世界中のほとんどのレジストラがインターネット薬局に対しての監視と対策を行っており、その自主的な行動は賞賛に値すべきです。それに反し、GMOインターネットは少数派の非協力的な対応を取っています。GMOインターネットのようなレジストラが少数でも存在し続ける限り、サイバー犯罪を行う者は隠れ続けます。その結果として、インターネットで医薬品を購入する日本人には危険性が付きまとうのです。

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ベストケンコー(ベストくすり)を閉鎖しました

このブログ記事を発表した後、ベストケンコーはカナダのドメイン名レジストラであるTucowsに圧力をかけ、Tucowsは一旦オフラインにしたドメイン名を再びオンラインに復活させてしまいました。レジットスクリプトはベストケンコーに対し、また、Tucowsのように犯罪組織をかくまうレジストラに対し、働きかけを続けます。 レジットスクリプトは、最大規模の犯罪組織であるベストケンコー(前ベストくすり)のウェブサイトの執行に成功し、ベストケンコーが保有している bestkenko.com や kusuriexpress.net などを含む、複数のウェブサイトを閉鎖しました。 昨日まではこのように堂々と薬事法違反を行っていました。 今日の時点で同サイトはこのように閉鎖状態となりました。 ベストケンコーは日本国民を標的とする最大の不正医薬品販売組織です。レジットスクリプトはこの犯罪組織がアフィリエイトウェブサイトを含め、350以上のウェブサイトを運営している事を把握しています。これら350以上のウェブサイトは全てbestkenko.com または kusuriexpress.net にリンクし、この二つのどちらかのウェブサイトを通して不正販売を行っていました。今回この二つのウェブサイトを閉鎖した為、今日の時点で350のウェブサイト全てが違法販売を行う事ができなくなっています。 今回閉鎖に成功したベストケンコーのウェブサイトはShkrawar Peth, Puneという住所のもと、「Vaijanti Pharma」という社名、「Amruta Krishna Kenge」という個人名でドメイン名登録されていました。言うまでもありませんが、もしこのドメイン名登録者がインドでなんらかの医薬品販売許可書を持っていたとしても、ベストケンコーが日本の法律に明らかに違反して運営されている事に変わりはありません。 ベストケンコーはドメイン名と店舗名を変え、また違法営業を再開するでしょう。実際にレジットスクリプトは過去にこの犯罪組織が運営していた bestkusuri.com を閉鎖しましたが、同様のウェブサイトが後にbestkusuri.net として戻ってきました。その後我々はまた同様に彼らの bestkusuri.net を閉鎖しましたがこれも bestkenko.com と kusuriexpress.net として戻ってきました。レジットスクリプトが今回これらを再度閉鎖した今、ベストケンコーはまた慌ただしく、新しいドメイン名を探し、新しい名前のロゴを作っていることでしょう。 レジットスクリプトはベストケンコーが日本国民の健康と安全を脅かす違法営業を止めるまでベストケンコーを追いかけ続けます。 レジットスクリプトはベストケンコー運営者に対し、不正医薬品販売ウェブサイトの運営を止めるよう警告します。 また、レジットスクリプトはベストケンコーのような不正業者から処方箋なしで海外から処方箋医薬品を買うことを止めるよう、日本国民の皆様にお願い申し上げます。もしあなたがベストケンコーから購入した薬を使用し健康被害があったとしても、ベストケンコーのような犯罪組織は誠意を持った対応はしないでしょう。 ベストケンコーの犯罪組織について、2012年にレジットスクリプトが発表したブログ記事はこちらをご覧下さい。 日本語:http://blog.legitscript.com/2012/10/「ベストくすり」:シンガポールのインターネッ/ 英語:http://blog.legitscript.com/2012/10/bestkusuri-com-japanese-rogue-pharmacy-linked-to-singapore-internet-firms/

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「ロイユニオン」日本をターゲットにする不正オンライン薬局ネットワーク

レジットスクリプトは、新たな不正オンライン薬局のネットワークを特定しました。このネットワークは、50以上のウェブサイトから成っており、処方薬を処方せんなしで違法に日本に向け販売しています。この50以上のインターネット薬局ウェブサイトの背後にある会社の名称から、私たちはこのネットワークを「ロイユニオン(Roy Union Limited)」と呼びます。ロイユニオンネットワークは10ほどの主要なオンライン薬局のウェブサイトと、多数のアフィリエイトウェブサイトから成り立っています。ロイユニオンが経営する主要なウェブサイトのいくつかの例をあげると、オオサカ堂(osakado.com)、 JISA (jisapp.com)、オランダ屋 (orandaya.com)、彩香 (m-hk.com)があります。 日本では処方薬のオンライン販売は認められていません。例外として「個人輸入」がありますが、この例外はきわめて狭く、この「個人輸入」の規則は、多くの不正オンライン薬局によって乱用されています。日本の薬事法では、未承認薬を宣伝する事は違法です。ウェブサイト上で少しでも未承認医薬品を宣伝すると違法行為となります。ロイユニオンのウェブサイトは「個人輸入代行業」であり、合法であると明記しているものの、個人輸入の規則には全く従っていません。 「オランダ屋」や「オオサカ堂」といったウェブサイトの名前を使っているにもかかわらず、Roy Union Limitedはオランダにも大阪にも位置しません。この会社は香港を本拠地としていて、香港、シンガポール、アメリカ、タイ等の国々から発送しているようです。「彩香(m-hk.com)」のウェブサイトには、Roy Union Limitedと、その販売業者Succeed Holdings Ltd.の会社のアドレスなどが記載されています。 ロイユニオンが運用する数々のウェブサイトでは、それぞれのウェブサイトで似たような商品が販売されています。しかし、様々な消費者を引きつけるため、ウェブサイトデザインが異なります。例えば、彩香(m-hk.com)やオランダ屋(orandaya.com)は女性客へ向けたデザインとなっている一方、オオサカ堂は男性客をターゲットにしたものとなっています。しかし、消費者がどのウェブサイトを選ぼうと構わないのです。結局のところ、すべての利益は ロイユニオンに行くからです。 何を販売しているのか?なぜ「不正」なのか? このネットワークのウェブサイトは 、勃起不全薬、抗鬱剤、避妊薬、糖尿病の治療薬、抗がん剤、抗エイズ薬、さらには、向精神薬の広範囲に及ぶ商品を扱っています。また、ロイユニオンは、うさパラ(usapara.com)のような動物用処方せん医薬品を販売するウェブサイトも運営しています。 不正オンライン薬局はよく「薬の個人輸入」は日本の法律で認められていて、合法なビジネスだといいます。しかしそれは本当ではありません。そして、不正オンライン薬局は、彼らの販売する薬は「本物」だといいますが、それもおそらく事実ではないでしょう。これらのウェブサイトで購入する薬は、医者の処方せんをもとに近所の薬局から入手するものとは異なります。なぜなら、ウェブサイト上で販売されている処方薬は規制されていないからです。認定された製造業者によって製造されておらず、品質管理もなされていない、という事です。 私たちから日本国民へのアドバイスはごく簡単なものです。「処方薬はオンラインで買ってはいけません」。日本で処方薬を販売する正当なオンライン薬局というものは存在しません。そして、処方薬を販売する日本語のウェブサイトで、日本の厚生省が承認しているものはありません。もし正当なオンライン薬局だと主張するウェブサイトを見つけたら、自分に問いかけてみてください。「なぜ商品が本物だと分かるのか?」「誰がどこで薬を製造しているのか?」「薬には何が入っているのか?」「誰が品質管理をしているのか?」残念ながら、知るすべはありません。ロイユニオンのような ネットワークが経営するウェブサイトから処方薬を買うことは、あなたの命を危険にさらすことになりかねません。

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